モーツァルトが見せた“むき出しの感情” ― ソナタ K.310 を学んで

先日のレッスンで、モーツァルトの
「ピアノソナタ第8番 イ短調 K.310」について学びました。
モーツァルトの作品の中では珍しく、強い感情や緊張感があふれる作品です。
当時、モーツァルトはパリ滞在中にお母様の危篤を知り、その後亡くされています。
レッスンでは、
1楽章は、母のもとへ馬車で駆けつけるような焦りや切迫感。
2楽章は、思い出を振り返るような静かな時間。
3楽章は、不安や動揺で心臓が高鳴るような感情。
そんなイメージをもって演奏すると教えていただきました。
もちろん、モーツァルト自身が明確に説明を残しているわけではないそうですが、
背景を知ることで、音楽の聴こえ方が大きく変わります。
明るく軽やかな印象のモーツァルトとはまた違う、
“人間らしい感情”が強く感じられる作品でした。
改めて感じたこと。
いくつになっても、学びは終わらないということ。
師匠も今なお学び続けている。
だからこそ、音楽は深く、面白い。
学びはエンドレスです。
アイキャッチには、両親が海外で買ってきてくれたモーツァルトの像を。
教室では、未就学の生徒さんから、「モーツァルトさん、どうぞ♡」と
チョコをもらうほどの人気者。
小さな生徒さんたちにも、しっかり愛されています。

